IC-736M 50MHzでATUが動作しないとの事でお預かりしました。
送信して見ると異常発振で変調に高周波音がでています。
PAを疑い外してみると、ケミコンの液漏れでパスコンが焼損しています。
ここのパスコンです。
周辺部品も一旦取り外し清掃。
容量の違うコンデンサーをわざわざ並列にするのには
意味があります、各コンデンサーの容量の違いによりバイパスする
周波数が違うためこの様になっています。
”合わせて何μだから、大きい容量一つで良いや”って事はしないでください。
同じ容量の物を取り付けます。
異常発振は止まり、50MHzでもATUが動作するようになりました、
操作部のスイッチの接触が悪い為外します。
多種類のスイッチが接触不良で交換が必要です、タクト3種、LED付等
中古のユニットがあるので基板ごと交換。
受信感度が悪いとの事で調べると、ATT用リレーの接触不良。
接点洗浄で対処しました。
VCOのシールド板折れ、これも中古ですが交換。
オーナーさんリクエストで電源のコンデンサー予防交換、
各部再調整、メーター照明をLEDに交換、清掃し完了です。